Japanese
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巻頭言
【変革と維持】倫理的実践とは?
Change and continuity: What attitude is required for ethical practice?
小笹 由香
1
Yuka OZASA
1
1東京科学大学大学院保健衛生学研究科
1Graduate School of Health Care Sciences, Institute of Science Tokyo
pp.1-2
発行日 2026年3月20日
Published Date 2026/3/20
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都合により販売していません- Abstract 文献概要
医療や看護の現場では、技術革新・社会の価値観の変化や各種制度の改革などによって、常にそれらに合わせた対応が求められます。しかし、変革は患者や社会に利益をもたらす一方で、既存の価値観や慣習を揺るがすことにもつながるため、倫理的な葛藤が生じ、検討が不可欠となることも少なくありません。最近話題となっていることとしては、例えばAIやロボットによるケアを導入することについて、人間らしい関わりをどのように守るのか、ということが議論されています。ただ、少し前を振りかえってみると、認知症のある方々にロボットが対応する様子を見て、とても違和感を感じたのに、いまや高齢者施設で当たり前のようになり、ホテルのフロントでも対応するなど、人手不足と慣れで、あまり違和感も感じなくなっています。レストランでも猫型ロボットが配膳下膳を確実にしており、アルバイトの人たちがそのフォローをする姿も珍しくなくなりました。つまり、【人の手やぬくもり】といった側面より、【確実で感情に左右されない】側面のほうが、有用であるようにとらえられるからなのかもしれません。一方生命を維持することについても、延命治療における技術進歩から、【その人らしく生きること】の価値のほうが着目されるようになり、ACP(Advanced Care Planning)の考え方も少しずつ浸透してきました。さまざまな変革の中でも、患者の尊厳、生命の尊重、専門職としての倫理綱領などは揺るがない基盤で、守るべきことであるがゆえに、落としどころ、調和をめざして、話し合い、分かち合い、分かり合うことが大切であるとも言えます。
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