Japanese
English
時の動き
フランスの危機,他
奧山 益朗
1
1朝日新聞
pp.62-63
発行日 1958年7月15日
Published Date 1958/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910652
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- Abstract 文献概要
私たちがフランスという国について語るとき,私たちの頭の中には,パリと,それを中心にした中部ヨーロッパの一国を思い浮べています。しかし,フランス人がフランスと言う時は違うのです。彼らは,われわれの考えているフランスと海を隔てた向うのアルジエリアを併せて,はじめてフランスと考えているのです。アルジエリアは,制度上もフランス本国の一部,日本でいえばさしずめ北海道といつたところなのです。フランスがアフリカにも領土(植民地ではない)を持つていることは,決して忘れてはいけません。
フランス人がアルジエリアに来たのは1840年頃で,もう1世紀以上になります。しかも当時はアルジエリアは1つのまとまつた国ではなく,移住したフランス人らのヨーロッパ人が営々育て上げたのでした。だから,アルジエリアには,フランス本国を知らない2世,3世がたくさんいます。このような事情で,フランス人にとつては,アルジエリアはフランスの寳ものであるのです。
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