Japanese
English
プログレス
大脳基底核臨床の進歩・3 Parkinson病の成因と治療の進歩
鈴木 啓二
1
,
吉田 充男
1
1自治医科大学神経内科
pp.709
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103369
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- Abstract 文献概要
1.Parkinson病の成因
1)ミトコンドリア異常説
ミトコンドリア異常説の契機はParkinson症候群を起こすMPTPの発見である.MPTPは脳内でMPP+となり,黒質のドーパミン神経細胞に取り込まれ,ミトコンドリアの電子伝達系酵素複合体Ⅰを阻害してエネルギー産生を障害し,その結果,神経細胞死を起こすと考えられている.
Parkinson病についても黒質の酵素複合体Ⅰの低下,酵素複合体Ⅰ抗体の染色性の低下,線条体の酵素複合体Ⅰサブユニットの部分欠損,更に線条体でのミトコンドリアDNAの4,977bpの欠失が報告されている.脳以外の骨格筋,血小板でもやはり酵素複合体Ⅰ活性が低下しているとの報告がある.
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