Japanese
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検査データを考える
QRS幅の広い心電図
松原 哲
1,2
,
大久保 豊幸
2
1東京都健康づくり推進センター指導科
2東京医科大学第2内科
pp.729-734
発行日 1994年8月1日
Published Date 1994/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906591
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- 1ページ目 Look Inside
はじめに
QRS幅(時間)とは,右心室および左心室の心室筋全部が興奮するのに要する時間を表している.正常値は四肢誘導(主にⅡ誘導で計測)で,0.05〜0.10秒である.胸部誘導では四肢誘導よりも0.01〜0.02秒長く記録される.一方,四肢誘導で0.12秒以上の幅広いQRSを認めた場合には,心室内の興奮伝導に異常があることを示している.このQRS幅が0.12秒以上に延長している場合を臨床の現場では,ワイド(wide)QRSと表現している.
検査時の注意としては,心電図を基本に従って記録することである.特に,記録紙の紙送り速度(標準は25mm/秒)を確認しておくことが大切である.紙送り速度が早すぎても,また,遅すぎても誤診の原因となりやすい.

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