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マスターしよう検査技術
眼振図検査の進めかた
真野 秀二郎
1
1虎の門病院臨床生理検査部
pp.837-845
発行日 1996年9月1日
Published Date 1996/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902873
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- 1ページ目 Look Inside
平衡機能検査には,直立起立検査(重心動揺),足踏検査,歩行検査など身体の平衡そのものをみる検査と,内耳や眼球運動に関する中枢神経の障害による眼振または眼球運動の異常をみる検査がある.この異常眼球運動や眼振を眼球周囲に接着した電極によって導出記録したものが眼振図(electronystagmograph;ENG)である.このENGは,眼球の角膜-網膜の間に存在する直流電位の変化を記録しているため,回旋性眼振や角膜-網膜の電位のない人では記録できない.しかし,閉眼や暗所開眼でも記録できる利点もある.さらにENGでは,眼振や異常眼球運動の性質,振幅,速度,頻度,持続時間などが測定でき,各種の刺激検査における判定にも利用されている.
ENG検査を行う場合,被検者にとって,注視眼振や視標追跡検査(eye traking test;ETT)などの負荷の軽い検査から始めて,温度眼振検査などの負荷の強い検査を最後に行うほうがよい.各施設により機器の違いがあるため,ここでは一般に行われているENG検査の進めかたについて述べる.

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