Japanese
English
検査データを考える
一次線溶と二次線溶
新谷 憲治
1
,
櫻川 信男
1
1富山医科薬科大学医学部臨床検査医学
pp.782-786
発行日 1991年8月1日
Published Date 1991/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900792
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、782ページから786ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
生体は,出血に対して血小板およびフィブリン(fibrin)塊を形成して対応し,さらに血管内に形成された血栓を溶解して,血流を回復する機構を有している.後者は,線維素溶解(線溶)と呼ばれ,血栓を形成している重合したフィブリンが蛋白分解酵素であるプラスミン(plasmin)により分解され,消失していく現象と理解される.プラスミンは,血中で不活性型の前駆物質であるプラスミノゲン(plasminogen)として存在し,血管内皮細胞や白血球から放出されるプラスミノゲン・アクチベータ(plasminogen activators)により活性化され,プラスミンに転換される.
このプラスミノゲンのプラスミン変換は,通常凝固系が働いて血栓が形成されたときに二次的に惹起され,二次線溶(secondary fibrinolysis)と呼ばれる.一方,血栓形成と無関係に,線溶療法のときのように血中でプラスミン・アクチベータが増加し,その結果,活性化されたプラスミンによりフィブリノゲン(fibrinogen)の溶解(fibrinogenolysis)が惹起される現象も知られており,二次線溶と区別して,一次線溶(primary fibrinolysis)と呼ばれる.

Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

