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増刊号 血液・尿以外の体液検査法
12 羊水
E.細胞診
是松 元子
1
1社会保険埼玉中央病院検査科
pp.698-699
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900202
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- Abstract 文献概要
検査の意義
羊水における細胞診検査の第一の目的は,胎児の成熟度の判定である.これには,月経歴不確実な妊婦のための未熟児出産防止を目的としておおよその妊娠末期週数の推定に使用する場合と,合併症妊娠(Rh不適合妊娠,糖尿病妊娠,重症妊娠中毒症など)における胎児の成熟度に合わせた人工早産時期を決定するのに使用する場合とがある.
羊水中に含まれる上皮細胞は,羊膜由来の細胞と胎児に由来する細胞の2種類に大別できる.羊膜に由来する細胞は妊娠後期に急速に減少するといわれている.一方,胎児に由来する細胞では,皮膚,毳毛,口腔,気管,泌尿生殖器から剥離する細胞が出現する.しかし,胎児に由来する細胞のほとんどは皮膚の扁平上皮細胞であり,これは妊娠末期に増加の傾向を示し,特に36週以降は無核の扁平上皮細胞が急速に増加する.
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