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免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際
3・アポ(リポ)蛋白
①アポ(リポ)蛋白の代謝
武内 望
1
1愛媛大学医学部附属病院中央検査部
pp.706-710
発行日 1988年6月15日
Published Date 1988/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204572
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- 1ページ目 Look Inside
血清リポ蛋白は,電気泳動あるいは比重の差によって幾種類かの成分に分類できる.電気泳動では原点から陽極に向かってカイロミクロン(CM),β-リポ蛋白,プレβ-リポ蛋白,α-リポ蛋白の順に4種類に分けられる.ただし,腸管から吸収された食餌性脂肪の運搬を行うCMは代謝が速いため健常人では食後にのみ検出され,空腹時血清にはほとんど認められない.
比重による分類は,超遠心で一般の血清蛋白より軽いリポ蛋白を浮上させ,各リポ蛋白の比重の差により分離する方法である.比重の軽い順にCM,超低比重(VLDL;プレβに対応),中間比重(IDL;プレβとβの中間に位置する),低比重(LDL;βリポに対応),高比重(HDL:αリポに対応),および超高比重(VHDL)リポ蛋白に分けられ(図1),さらに,これらの画分は比重のわずかな差によりいくつかの亜画分に分類しうる.またゲル濾過法を適用した高速液体クロマト法では比重の軽いリポ蛋白粒子はサイズが大きいため,上記のリポ蛋白の順序で溶出される.

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