Japanese
English
Laboratory Practice 〈診療支援〉
採血室における患者への安全対策
米久保 功
1
,
堀田 正敏
1
1株式会社リージャー研究開発部
pp.1480-1483
発行日 2009年12月1日
Published Date 2009/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102701
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はじめに
採血は医師の監督下で臨床検査技師に許された業務ですが,当初緊急検査において採血から検査,結果出しという一貫した流れのなかでの付帯業務として始まりました.しかし最近では多くの施設で検査技師がルーチンの採血業務に取り組んでおり,病院全体業務のなかでその役割を果たしています.
採血は患者への侵襲を伴う業務であることから,針の穿刺による神経の損傷,失神・転倒による受傷,また院内感染などが発生する可能性があり,後遺症も含めて患者に不利益をもたらす場合があります.時には医療事故として高額な賠償訴訟に進展する事例もあり,リスク管理が不可欠です.
事故が起こる頻度はそれほど高くはありませんが,日ごろから事故を起こさない対応を心がけ,また発生した場合には即座にどのように対処するかを念頭に置いて業務に当たることが必要です.その心構えなしに事故を起こせば,業務上の過失を問われても仕方がないと考えます.

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