Japanese
English
代謝経路と臨床検査・10
ヘム(テトラピロル化合物)の合成と分解
松村 義寛
1
1東女医大・生化学
pp.828-829
発行日 1969年10月15日
Published Date 1969/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906541
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- Abstract 文献概要
呼吸,生体酸化に関係する複合タンパクにはヘモグロビン,ミオグロビン,チトクロムなどがあっていずれもヘムを含有している.ヘムはグリシンとコハク酸から合成されたプロトポルフィリンに2価の鉄が結合したものであるが,ヘムにタンパクが複合すればヘモグロビンを生ずる.分解経路ではヘム部分から鉄を失ってビリルビンとなり,胆汁中に出現する,腸管内ではウロビリノーゲンとなり,再吸収を受け,部分的に尿中にも排泄される.ヘモグリビン,ウロビリノーゲン,ポルフィリンは造血機能,胆道の通過障害,肝の解毒機能などの異常を知るための手がかりとして,臨床検査の対象となっている.
図にはヒト成人ヘモグロビンの構成要素であるα-,β-鎖の1次構造を示し,なお3次構造におけるヘムの位置を画いたものを戴せておく.
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