Japanese
English
連載 重複表現型の白血病細胞・2
巨核球系と顆粒球系の形質を併せ持つ白血病細胞
榎本 康弘
1
1慶應義塾大学医学部病理学
pp.816-817
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901165
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、816ページから817ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
本題に入る前に電顕的ペルオキシダーゼ(PO)反応法に触れる.表は現在用いられているPQ反応法を要約したものである.光顕的にPO反応は骨髄系細胞の鑑別に古くから用いられてきたが.電顕レベルでは同一基質で固定法や基質の濃度を変えることで多系統の細胞の識別を可能にする.血液細胞には顆粒球系・単球のMPO1),血小板・巨核球系のPPO2),赤血球系のHbのPO活性を示すヘム蛋白が証明でき細胞の帰属や成熟度の判定に用いられている.MPOは幼若球では核周囲腔(NE)と粗面小胞体(r-ER),ゴルジ装置(GO),顆粒(PG)が陽性を呈するが成熟すると顆粒のみ陽性になる.一方,PPOはNEとr-ERは陽性,GOと血小板特殊顆粒(PSG)は陰性である.さらにPPOには類似の反応が表の枠内の巨核球系以外の系の細胞にも同様な局在で検出されPPO様反応と呼ばれぜいる.このためPPO活性は現在では巨核球系の特有な指標でなくなっているが,巨核芽球の同定には必要条件である.Hbはそれの有する過酸化活性で細胞基質が黒化する.これはHbの含成能に比例するため,成熟とともに黒化度は増す.以上のようにPO反応は血液細胞の電顕的観察には不可欠な方法になっている.
FAB分類のM7急性巨核芽球性白血病では芽球のすべてが巨核球系で占められることは少なく,多かれ少なかれMPO陽性芽球の混在が認められる場合が多い.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

