Japanese
English
特集 GIFT
GIFT法の問題点
入谷 明
1
Akira Iritani
1
1京都大学農学部畜産学教室
pp.153-155
発行日 1989年2月10日
Published Date 1989/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207946
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Ⅰ.GIFT法の利点
GIFT法の問題点を論ずるに先立って,その利点についても考えてみたい。従来の体外受精—胚移植での最大の欠点は,卵管の効果を生かせないこと,受精後分割発育のすすんでいない2〜4細胞期胚を直接子宮に移植していることである。この時期の胚は哺乳動物の一般常識では卵管に移植するのが普通である。これによって,いわゆる胚のステージと移植部位の同期化ができたことになる。このように考えるとGIFT法では,受精につづく初期発生過程を本来の正常な体内受精と同じ条件下で経過させることになり,大きな利点になる。

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