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今月の臨床 婦人科がん検診
【子宮頸がん検診】
2.ベセスダシステムへの変更
柏村 正道
1
,
川越 俊典
1
,
土岐 尚之
1
,
松浦 祐介
1
,
蜂須賀 徹
1
1産業医科大学産婦人科
pp.1123-1127
発行日 2009年9月10日
Published Date 2009/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102169
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はじめに
ベセスダ分類は,1987年に米国のウォールストリートジャーナルにおいて子宮頸癌の細胞診の偽陰性の多さが報道され社会問題化した結果,1988年にメリーランド州のベセスダにおいて米国国立癌研究所(NCI)の主催の下で作成された子宮頸部細胞診の報告様式である.標本の適正性を報告様式に加えることによって偽陰性を少なくしようとしたものであるが,1991年,2001年の2回にわたって改定され,現在では日本を除く全世界で使用されている.
わが国においては,1973年に日本母性保護医協会によって作成された日母分類が広く使用されてきたが,最近報告様式の改定の動きがある.改定の理由としては,(1)日母分類には種々の弊害があること1),(2)国際的には通用しないこと,(3)子宮頸癌以外の他領域(乳腺,甲状腺)においてクラス分類からの脱却が行われていること,などが挙げられる.報告様式の改定は当然のことながらベセスダ分類を基本として検討されているが,ベセスダシステムをそのまま本邦に導入するには多くの問題点を抱えており,本邦の実情に合った改変が必要であろう.

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