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今月の臨床 産婦人科医に必要な乳がんの知識
乳がんのリスク
1.ピルと乳がん
倉澤 健太郎
1
,
茶木 修
1
,
平原 史樹
1
1横浜市立大学医学部産婦人科
pp.888-893
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100557
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
近年,米国のWHI1)や英国のMillion Women Study2)の報告などの大規模スタディにより,ホルモン補充療法のリスクとして乳がんがクローズアップされてきている.しかし,多くの論文では従来のホルモン補充療法がその主役であり,いわゆる低用量ピルを主眼に置いたものはほとんどないといっても過言ではない.とりわけ,日本では低用量ピルの認可が遅れたこともあって,日本人のランダム化された大規模スタディは皆無である.さらに,欧米諸国の20歳代女性の避妊が50%以上経口避妊薬の内服によるものだが,日本人女性は1%に過ぎない.今後の研究が望まれるが,低用量とはいってもエストロゲン製剤を投与する限り,乳がんのリスクは十分に考慮・検討されるべきである.

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