Japanese
English
研究と報告
神経性無食欲症における聴性脳幹反応(ABR)—低体重とABR所見との関連について
Auditory Brain Stem Response (ABR) in Anorexia Nervosa: the relationship between under bodyweight and ABR-findings
宮本 洋
1
,
佐久間 健一
2
,
熊谷 一弥
3
,
小泉 準三
2
Hiroshi MIYAMOTO
1
,
Kenichi SAKUMA
2
,
Kazuya KUMAGAI
3
,
Junzo KOIZUMI
2
1湯原病院
2筑波大学臨床医学系(精神医学)
3筑波大学附属病院
1Yuhara Hospital
2Department of Psychiatry, Institute of Clinical Medicine, The University of Tsukuba
3Psychiatric Service, The University of Tsukuba Hospital
キーワード:
Anorexia nervosa
,
Auditory brain stem response
,
Amplitude ratio
,
Under bodyweight
Keyword:
Anorexia nervosa
,
Auditory brain stem response
,
Amplitude ratio
,
Under bodyweight
pp.185-189
発行日 1993年2月15日
Published Date 1993/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903400
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
【抄録】 神経性無食欲症患者は正常者に比較して,ABRの振幅比が有意に低い値を示し,また脳幹が視床下部の摂食中枢と神経伝導路上密接な関連があることから,脳幹機能の障害が同症の病態生理に何らかの関与を有する可能性についてはすでに報告した。しかし,低体重状態がABR波形に与える影響については不明であった。そこで,本論文ではABRを施行した神経性無食欲症の患者を,検査時点において低体重であった群と体重を回復していた群とに分類し,そのABR波形について比較検討した。その結果,両群のABR所見の間に有意の差がないことが確認された。したがって,神経性無食欲症におけるABRの低振幅比が体重減少に由来する二次性の所見ではないことが示唆された。

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