Japanese
English
展望
パラフレニーとフランスの慢性妄想病群—第1回
L'evolution du concept paraphrenique en Europe et les delires chroniques en France (1)
濱田 秀伯
1
Hidemichi Hamada
1
1慶応義塾大学医学部精神神経科学教室
1Service de Neuro-psychiatrie, Faculté de Médecine de l'Université Keio
pp.256-265
発行日 1985年3月15日
Published Date 1985/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405203905
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、256ページから265ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
パラフレニーは,Kraepelinが第8版の教科書12)に記載した語であるが,今日の臨床では稀にしか用いられない。語源的には,ギリシャ語のパラπαρα(かたわらの,本質をはずれた,という意味を表わす接頭語)とフレンψρηυ(横隔膜の語源で,心を表わす)をつなぎ合わせた合成語で,「精神が本来の機能をはずれた状態」を示す一方,語意,語惑的にはParanoiaとSchizophrenieの両方の特徴を合わせもつ中間的概念でもある。したがって,パラフレニーを研究することは,現在まで議論の多い精神分裂病(以下,分裂病と記す)の妄想型とパラノイアの範囲,境界づけの問題に,何らかの手掛りを与えてくれるかもしれない。本論文は,パラフレニーを軸に,この概念が生み出された背景とその後の変遷をたどりながら,あわせて,当時のヨーロッパ精神医学を支配していた2大潮流,ドイツとフランスの妄想研究の歴史的なかかわり合いを,素描することを目的に書かれたものである。

Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

