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展望
パラフレニーとフランスの慢性妄想病群—第2回
L'évolution du concept paraphrénique en Europe et les délires chroniques en France (2)
濱田 秀伯
1
Hidemichi Hamada
1
1慶応義塾大学医学部精神神経科学教室
1Service de Ncuro-psychiatrie, Faculté de Médecine de I'Université Keio
pp.376-387
発行日 1985年4月15日
Published Date 1985/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405203920
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- 1ページ目 Look Inside
VI.ドイツにおけるその後の変遷
1.独立性への批判
1911年以降,ドイツではBleuler, E. の症候群としての精神分裂病Schizophrenien概念が広く,急速に浸透していったので,Kraepelinの疾患単位としての早発痴呆,パラフレニー,パラノイアの区別は,しだいに曖昧になっていった。なかでもパラフレニーは,発表直後からその独立性に疑問がもたれ,分裂病に含める見解と,パラノイアに含める見解とが現れた。
パラノイアに含める考えにたつものには,Stransky(1913),von Hosslin(1913),Reichardt(1918)らがおり,その立場も,Kraepelin自身が悩んでいた系統パラフレニーとパラノイアの類似を強調するEisath(1915)から,4つの病型をすべてパラノイアに一括するMoravcsik(1916)まで様々である。

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