Japanese
English
用語の使い方・使われ方
胃の線状潰瘍(linear ulcer of the stomach)
西澤 護
1
1東京都がん検診センター
pp.1384
発行日 1992年12月25日
Published Date 1992/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110137
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- Abstract 文献概要
胃の線状潰瘍を肉眼的および病理組織学的に明らかにしたのは村上,鈴木ら(1954)であるが,それをX線写真上に二重造影像で表し,「線状溝」あるいは「線状ニッシェ」と名づけたのは白壁,熊倉ら(1955)である.
胃の線状潰瘍は,原則的には小彎に対し直角方向に走る線状の溝であるが,その溝を組織学的に検索してみると,どこかにopenの潰瘍がみられることから,一般に線状潰瘍と言われている.線状潰瘍は普通3mm以上の長さのものを言うが,線状溝が長いほど潰瘍の発生からの歴史の古さを示すもので,Ul-Ⅳの潰瘍を伴うことが多いことと合わせて,難治性潰瘍の1つに挙げられている.また,線状溝が長くなるにしたがって,小彎が短縮し次第に囊状胃を示すようになる.再燃すると,しばしば線状溝上に円形潰瘍を伴う.
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