Japanese
English
特集 図説 形態用語の使い方・使われ方
第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語
b.X線・内視鏡所見用語
non-lifting sign
工藤 進英
1
,
樫田 博史
1
1秋田赤十字病院胃腸センター
pp.319
発行日 1996年2月26日
Published Date 1996/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103991
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、319ページから319ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- サイト内被引用 Cited by
表面型大腸腫瘍に対して最近,内視鏡的粘膜切除術(EMR)が主として行われている.腺腫や粘膜内癌の場合は生理食塩水(生食水)を注入すると病変が周囲正常粘膜と共に持ち上げられ,切除が容易となるが,進行癌や粘膜下層大量浸潤癌(sm massive)の場合は,周囲正常粘膜のみが持ち上がり,病変は浮き上がらないことが多い.後者のような場合を,non-lifting sign陽性と言う.これは癌が筋層に浸潤したり,粘膜下層に,いわゆるdesmoplastic reactionを来すために病変が固定され,また,生食水が浸透しないことによるとされている.病変が持ち上がらなければEMRが困難になるばかりでなく,このような場合は断端陽性になる可能性が高いので,内視鏡的治療の適応とはならない.したがって,このサインは早期大腸癌の深達度診断および治療方針決定のうえで重要である.ただし,最初から進行癌やsm massiveを疑うときは,わざわざ生食水を注入することはない.一方,粘膜内病変でも,比較的大きい場合は1か所からの生食水注入では全体が持ち上がらないことがあり,また,過去に生検や生食水注入の既往があると,線維化のためにnon-lifting signが偽陽性に出ることがあるので慎重に判断することが必要である.この用語の使用上の注意点としては,生食水注入により病変が持ち上がる場合,原著どおりに記載するならば,negative non-lifting signと言い,lifting sign(+)とは言わないことである.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

