Japanese
English
今月の主題 よくわかる水・電解質と酸塩基平衡
酸塩基平衡異常の診断と治療
代謝性アシドーシス
穴井 元暢
1
,
黒川 清
2
1小平記念東京日立病院・内科
2東京大学医学部・第1内科
pp.852-855
発行日 1992年5月10日
Published Date 1992/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901511
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
●H+バランスの生理と代謝性アシドーシスの原因
生命活動を保つ代謝のプロセスでは,1日約15,000〜20,000mEqのH+が発生する.このうちの大部分は糖,脂肪などの酸化によって生ずるCO2と,その水に溶けて存在するH2CO3,炭酸である.この炭酸は肺から呼吸によって速やかに排出されるので,これを揮発性酸volatile acidという.
このほかに,蛋白の代謝によって生ずるリン酸,硫酸などの不揮発性酸non-volatile acidsは,肺から排出されず,腎臓を経由して尿中に排泄される.このような腎臓から尿中に排泄されるnon-volatile acidsの量は,普通,1日約50〜100mEq(1mEq/kg体重)である.

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