Japanese
English
今月の主題 脳卒中up-to-date
脳卒中におけるcontroversy
脳出血の外科的適応—特に被殻出血,皮質下出血—コメント
喜多村 孝一
1
1東京女子医科大学・脳神経外科
pp.2563
発行日 1987年11月10日
Published Date 1987/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221401
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- Abstract 文献概要
内科の先生方の多くは,脳内出血とくに被殼出血,皮質下出血は内科的に治療されるべきで,外科手術の適応はないと信じておられる.しかし,必ずしもそうとは言えない.
もちろん軽症のものは内科的治療で十分治り得る.また,大出血で脳の破壊が高度で脳室内にも血腫が充満しているような重症例はいかなる治療法でも救い得ない.そこまでは脳の破壊が高度でなくても,血腫によるmass effect,随伴する脳浮腫,脳循環障害により生命を脅かされたり,強い後遺症を遺すものが少なくない.これらも,適切な内科治療とリハビリで良好な予後を得ることは多い.しかしながら,なかには血腫を手術により排除することにより,内科治療では望めない救命,後遺症の軽減,治療期間の短縮を得られるものがある.問題は,どのような症例にどのような手術を行うか,すなわち適応の決定である.
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