Japanese
English
今月の主題 ウイルス肝炎—現況と展望
効果的予防法
B型肝炎の予防—受動免疫による予防
馬場 清
1
1東京都臨床医学総合研究所・肝炎研究室
pp.1030-1031
発行日 1985年6月10日
Published Date 1985/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219794
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- Abstract 文献概要
高力価HBs抗体含有γ-グロブリン(HBIG)によるB型肝炎ウイルス感染に対する受身免疫はKrugman1)らの1971年に行った人体実験が最初であり,彼らはMS-2株血清(B型肝炎ウイルス含有血清)の接種実験においてHBIG投与群の70%がHBウイルス(HBV)に罹患せず,HBIGの非投与の対照群全員が,発症したことよりHBIGの有効性を指摘した.その後各国において,HBVの感染の機会が多い透析患者,医療従事者などに対してHBIGの投与が試みられ,その有効性が確認されてきた.現在,わが国においても周知の如く,HBVの汚染事故に対して,HBIGの投与が肝炎連絡協議会のB型肝炎医療機関内感染対策ガイドラインに沿って施行されている.ここではHBVの汚染事故の対処がどのように行われているか,また,その効果について述べることとする.
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