Japanese
English
今月の主題 胃癌とその周辺
胃癌の経過
早期胃癌と進行胃癌の関連
三輪 剛
1
1東海大第6内科
pp.672-673
発行日 1979年5月10日
Published Date 1979/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402215871
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- Abstract 文献概要
早期とは早期か
いわゆる早期胃癌と呼ばれているものは,癌が発生してからあまり時間が経っていないものが多いので,通常「早期」と考えられているが,中には悪性サイクル1)を呈したり,免疫的に何らかのfactorが働いて2)その進行が必ずしも急ではなく,臨床的な進行度がゆっくりしたものも含まれている.したがって,局所において癌が粘膜下層までに限局している,いわゆる早期癌の中には転移を有するものもある.とくに他臓器へ転移していれば,局所がいわゆる早期であっても,臨床的には「進行癌」と考えなければならない.
このような意味では,早期癌と進行癌とのっながりは転移のメカニズムを通して認められるといえる.広い意味ではこの辺の問題を含めて記述する必要があると思われるが,ここでは局所における「癌が粘膜層または粘膜下層までに限局している早期癌と,癌が固有筋層またはそれより深い層まで浸潤している進行癌」とが臨床的にどういう型で,どれくらいの時間をかけてつながっているかを臨床資料から解説することにする.
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