Japanese
English
今月の主題 痛みとその対策
痛みの生理
皮膚・筋肉痛
梅原 忠雄
1
1獨協医大整形外科
pp.612-613
発行日 1976年5月10日
Published Date 1976/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206546
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- Abstract 文献概要
痛みの神経機序については多くの学説があるも,いまだ解明されていない点が多いのが現状である.古くより,除痛の目的で外科手術により脊髄後根切断,脊髄前側索切断,視床下部切断,前頭葉切断術などが行われているように,多くの手術法があるも,なお確実な方法はなく,除痛作用の中枢神経系における仕組みは不明である.
臨床上痛みを訴える患者,たとえば糖尿病性神経炎では主として下肢痛を,アルコール性神経炎では筋肉痛を,ヘルペス後の神経痛は焼きつくような表在性の痛みを訴えるなど,疾病により痛み方に差があることがわかる.この違いは,痛みを伝導する末梢神経線維のどの線維群が興奮するかにより,中枢において刺激が抑制されたり,興奮されたりして痛みの性質が変わるものと思われる.
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