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ルポルタージュ
世界に誇るICU—スエーデンDanderyds病院を訪ねて
清原 迪夫
1
1東大・麻酔科
pp.1602-1605
発行日 1967年11月10日
Published Date 1967/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201993
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
豊かな国のゆきとどいた医療政策
北極まわりの空路がひらけるまでは,スエーデンは本当に最北の国のように思われていたのだが,東京からアンカレッジを経由する,雲の上の明るさと単調さも,十分に眠つて飛んでゆくと,わずか16時間あまりの距離になつた。コペンハーゲンから,なるほど,島はこうしてできているのかと感心させられるほどに,よくすけて見える海を越えて,森と湖の上を1時間,そこにはここ80年で大成したストックホルム市がある。
ここの印象は,岩肌の西海岸とは違つて,ソフトである。世界各国から建築家が見学にやつてくるというほどに,バリエーションに富んだ橋と建物に特徴がある。ゲルマン民族の大移動のとき,アルタイ,ウラルを経てハンガリア系が移つてきたという話も聞いたが,ノルウェーのアングロサクソン系の目鼻だちのよいのに比べると,少し人なつこくて,ごつい感じはするが,おちついた雰囲気をたたえている。鮭やエビのうまい国,山葡萄にミルクと砂糖をかけて食べさせたり,馬鈴薯からとつた日本酒色のワインでもてなしてくれる国である。

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