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連載 計測力を磨く—簡易機器で始める臨床研究入門・第5回
身体活動量の計測
熊谷 秋三
1
Shuzo KUMAGAI
1
1一般社団法人熊谷健康政策研究所
キーワード:
アクティブガイド2023
,
加速度計
,
METs
,
座位時間
Keyword:
アクティブガイド2023
,
加速度計
,
METs
,
座位時間
pp.958-961
発行日 2026年8月15日
Published Date 2026/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520600080958
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計測する生体現象
1.身体活動量の定義とその意義
身体活動(physical activity,図)1)は,骨格筋の収縮により,安静時を上回るエネルギー消費を伴うすべての身体の動きと定義される.運動(exercise),スポーツおよびレクリエーションは身体活動の一部であり,かつ計画的・構造的・反復的活動であり,主に体力やQOL向上を目的とした活動である.身体活動量は慢性疾患予防,フレイル予防,認知機能維持における重要な修正可能な因子として位置づけられており2),World Health Organization(WHO)の身体活動ガイドラインにおいては,成人および高齢者に対して週150〜300分の中強度活動(または75〜150分の高強度活動)と,週2日以上の筋力トレーニングを推奨している2).日本の厚生労働省は,健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(アクティブガイド2023)を刊行し,成人では3 metabolic equivalent of task(METs)以上の身体活動量を1日60分以上(歩数で8,000歩以上),高齢者では身体活動を1日40分以上(歩数で6,000歩以上)実施することを推奨している3).

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