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連載 発達性協調運動症 理学療法士の実践ガイド・第1回【新連載】
DCD(発達性協調運動症)の基礎的な理解
中井 昭夫
1,2
Akio Nakai
1,2
1武庫川女子大学教育総合研究所
2武庫川女子大学大学院臨床教育学研究科
pp.817-820
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520600070817
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DCD(発達性協調運動症)とは
「協調(運動)」とは,視知覚・触覚・固有覚・位置覚などさまざまな感覚入力を統合し,運動企図や運動計画に基づき,身体各部の動きの速さ,強さ,タイミング,正確さ,姿勢やバランスなどを適切に調整し,出力した運動の結果のフィードバックに基づき修正を行っていくという,一連の「脳機能」である1).この「協調」という脳機能の極端な発達の問題が,DSM-5-TR2)におけるDCD(developmental coordination disorder:発達性協調運動症)に該当する.ICD-103)では「運動機能の特異的発達障害(specific developmental disorder of motor function:SDDMF)」という名称であったが,ICD-114)からdevelopmental motor coordination disorder(DmCD)に変更された.頻度としてDSM-5-TRでは約5〜8%,男女比は2:1〜7:1とされている.

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