Japanese
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特集 コモンな症候に対する脊椎脊髄疾患鑑別手順
下垂足
Foot Drop
野寺 裕之
1
Hiroyuki NODERA
1
1天理よろづ相談所病院神経筋疾患センター・脳神経内科
1Neuromuscular Disease Center/Department of Neurology, Tenri Hospital
キーワード:
下垂足
,
foot drop
,
腓骨神経麻痺
,
peroneal nerve plasty
,
L5神経根症
,
L5 radiculopathy
Keyword:
下垂足
,
foot drop
,
腓骨神経麻痺
,
peroneal nerve plasty
,
L5神経根症
,
L5 radiculopathy
pp.857-862
発行日 2026年8月25日
Published Date 2026/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091444120390080857
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はじめに
下垂足は外来でしばしば遭遇するコモンな症候である.原因としては脊椎・脊髄疾患(特にL5神経根症)から末梢神経障害(腓骨神経麻痺,坐骨神経障害),さらには筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)や遠位型筋疾患まで多岐にわたる.下垂足の局所診断は神経解剖の理解と論理的な神経診察によって電気生理学的検査を待つことなく可能であり,電気診断はあくまで局所診断の確認および重症度評価のために用いるべきである.本稿では,下垂足をみたときに想起すべき疾患と,鑑別に必要な解剖を整理する.また,突然発症の右下垂足を契機に好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(eosinophilic granulomatosis with polyangiitis:EGPA)と診断し,メポリズマブ導入により改善した自験例を提示する.

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