Japanese
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今月の特集 真菌症の現状と検査
真菌症の検査(培養,同定)
Mycological examination(culture and identification)
仁木 誠
1
1大阪公立大学医学部附属病院感染制御部
キーワード:
深在性真菌症
,
抗真菌薬適正使用支援
,
AFS
,
形態学的検査
,
質量分析
,
類縁種
Keyword:
深在性真菌症
,
抗真菌薬適正使用支援
,
AFS
,
形態学的検査
,
質量分析
,
類縁種
pp.996-1003
発行日 2026年9月15日
Published Date 2026/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200700090996
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Point
●真菌検査の第一歩は,検体種別に応じた適切な検査前処理であり,髄液などは遠心,組織は細断して培地との接触面を増やすなど,目的菌を効率よく検出するための手技が不可欠となる.
●質量分析の普及により迅速かつ正確な同定が可能となったが,酵母様真菌においては特に薬剤耐性が問題となるCandida aurisや,キャンディン系薬に自然耐性を示すTrichosporon属の正確な同定が治療選択に直結する.
●糸状菌同定は,今なお形態学的検査が基本であるが,形態が酷似する“類縁種”の判別には質量分析や遺伝子解析が不可欠となる.また,類縁種は薬剤耐性を示す傾向があるため,これらを正確に特定することが適切な治療につながる.
●真菌培養陽性が直ちに感染を意味するわけではなく,環境真菌による汚染や定着の可能性を考慮し,鏡検所見や患者背景,画像,病理所見などと照らし合わせて,真の起因菌か否かを総合的に判断することが重要である.

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