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バイオバンク活動の実際とJIS Q 20387の適用・8
バイオバンキングの安全と感染管理
若井 進
1
1国立健康危機管理研究機構(JIHS) 国立国際医療センター バイオバンク科診療科
pp.836-843
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200700070836
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はじめに
バイオバンキングは,生物材料(ヒト,動物,植物,微生物など)および関連データ(Biological Materials and associated Data:BMaD)を長期的に収集・前処理・保管し,研究用資源として提供する仕組みである.近年,研究用試料の品質が基礎研究の再現性に影響することが広く認識され,バイオバンキングの国際規格ISO 20387が制定された.これにより,バイオバンキングは医学研究や創薬開発を支える研究基盤として,その重要性がいっそう高まっている.多様な検体を扱う特性上,適切な安全管理と感染対策は,バイオバンキング従事者・研究者の保護だけでなく,検体の品質維持や社会的信頼の確保にも不可欠である.本稿では,バイオバンキングの現場で求められる安全と感染管理の実践について,バイオリスク,施設・設備,人的な対策,緊急時対応のリスク管理の観点から整理して概説する.

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