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増刊号 —産婦人科のこれからを理解するための—重要・最新キーワード103
1章 周産期領域
診断・検査
Nuchal translucency(NT)
亀井 良政
1
1埼玉医科大学医学部産科婦人科学
pp.28-29
発行日 2026年4月20日
Published Date 2026/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650800040028
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- 参考文献 Reference
point
◉NTは,歴史的には胎児の妊娠初期の後頸部透明帯の厚みを測定し,ダウン症の妊娠初期のリスク評価を行う超音波検査マーカーとして1990年代半ばから普及した検査項目である.
◉NT測定はFetal Medicine Foundation(FMF)によりライセンス化されており,Webサイトでの講習受講とNT測定断面の提出が求められ,1年ごとにライセンス更新の必要がある.
◉NTの具体的な測定時期は,妊娠11週0日〜13週6日(CRL45〜84mm,BPD<25mm)で,測定法は,屈曲位や伸展位でない自然な姿勢の正中矢状断面でキャリパーは線内側上に置き(on-to-on),その最大値をとる.
◉NTの肥厚の程度が強いほど,単にダウン症をはじめとした染色体異常だけでなく,先天性心疾患をはじめとして代謝疾患までさまざまな疾患のリスクが高くなる.
◉一方で,NTの肥厚している胎児がすべて何かの先天異常を有しているのではないため,患者への説明は豊富な遺伝学的知識をもとにした遺伝カウンセリングが求められる.
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