Japanese
English
特集 感染により生じるがんの制御と展望
Ⅱ.ウイルス感染によるがん
EBウイルス感染に関連するがん(胃がん,リンパ腫など)の病態と展望
Pathobiology and future perspective of Epstein-Barr virus-associated neoplasms, especially gastric carcinoma and lymphoma
阿部 浩幸
1
,
牛久 哲男
1
Abe Hiroyuki
1
,
Ushiku Tetsuo
1
1東京大学大学院医学系研究科人体病理学・病理診断学
キーワード:
EBウイルス
,
胃がん
,
リンパ腫
Keyword:
EBウイルス
,
胃がん
,
リンパ腫
pp.320-324
発行日 2026年8月15日
Published Date 2026/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310770040320
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Epstein-Barrウイルス(EBウイルス)は1964年にバーキットリンパ腫の細胞から同定され,初のヒト感染がんウイルスとして知られている1)。EBウイルスは全世界で一般人口の大半に潜伏感染がみられ,様々な要因によってごく一部のヒトに腫瘍形成をもたらす。EBウイルスが関連する腫瘍は多岐にわたり,胃がんや上咽頭がんをはじめとする様々ながん腫,およびホジキンリンパ腫やバーキットリンパ腫をはじめとする様々なリンパ腫・リンパ腫様病変,平滑筋腫などが知られている。
本稿ではEBウイルスの特徴を概観し,わが国で罹患者の多い胃がんとリンパ腫に焦点を当てる。

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