特集 皮膚科で使用される医療用デバイス—診断・治療の革新と実際
エネルギーデバイスを用いた皮膚科治療の最前線:光・熱・電気を活用した現代皮膚科の革新
髙木 佐千代
1
1名古屋市立大学医学部附属みらい光生病院皮膚科
キーワード:
light amplification by stimulated emission of radiation(laser)
,
radio frequency(RF)
,
ultrasound
,
intense pulsed light(IPL)
,
low level laser therapy(LLLT)
Keyword:
light amplification by stimulated emission of radiation(laser)
,
radio frequency(RF)
,
ultrasound
,
intense pulsed light(IPL)
,
low level laser therapy(LLLT)
pp.446-449
発行日 2025年12月28日
Published Date 2025/12/28
DOI https://doi.org/10.69337/D202512-086-06
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近年,皮膚科領域ではエネルギーデバイスの進化が目覚ましく,従来の外科的治療や薬物療法に加え,より安全で効果的かつダウンタイムが少ない施術が可能になっている.レーザーや高周波,超音波,光治療などのエネルギーデバイスは,シミ・しわ・ニキビから脱毛・タイトニング,さらには難治性疾患まで,幅広い皮膚疾患の治療に応用される.乳児血管腫や単純性血管腫,毛細血管拡張症,その他あざ疾患などに対するレーザーは保険治療が可能である.本稿では,エネルギーデバイスがもたらす皮膚科治療の最新動向とその特徴,主な治療法,注意点について詳しく解説する.

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