全世代型 社会保障への 道筋㉒
気になる住民税課税最低限の行方
山﨑 泰彦
1
1神奈川県立保健福祉大学名誉教授
pp.19
発行日 2026年3月21日
Published Date 2026/3/21
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2994005
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基礎控除が定額のため、物価の上昇により実質的な税負担が増える。インフレ税という増税である。これを回避するには、物価上昇に合わせた課税最低限の引上げ、給付金の支給など、制度のインフレ調整が必要になる。 25年の所得税改正では、基礎控除を10万円引き上げて58万円に(過去の物価上昇を勘案し20%引上げ)、給与所得控除の最低保障額を10万円引き上げて65万円に、さらに低・中所得者の税負担に配慮し、所得階層ごとに控除を最高37万円上乗せした。これにより、課税最低限は103万円から160万円に引き上げられた。
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