レコーダ 厚労省の新局長らへ共同インタビュー
間保険局長「未来の診療報酬改定にもつながっていくようなものを考える」
間隆 一郎
1
,
宮本 直樹
2
,
森 真弘
3
1厚生労働省 保険局長
2厚生労働省 医薬局長
3厚生労働省 医薬産業振興・医療情報審議官
pp.6-13
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2974003
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厚労省の間隆一郎保険局長と宮本直樹医薬局長、森真弘医薬産業振興・医療情報審議官は、このほど厚生日比谷クラブの共同インタビューに応じ、抱負や今後の課題を述べた(朝川知昭年金局長、辺見聡政策統括官(総合政策担当)は次号掲載予定) 間保険局長は、診療報酬改定や高額療養費の取り扱い、3党合意に盛り込まれた内容など「非常に多くの課題」に対し、少数与党という政治状況も踏まえ、「相当幅をもって案を練らないといけない」との姿勢を示した。診療報酬改定については、物価・賃金が上昇し、医療機関の経営が悪化している状況に対し、「未来の診療報酬改定にもつながっていくようなものを考えないといけない」と述べた。宮本医薬局長は改正薬機法の施行に「万全を期す」と強調。病院薬剤師の不足の指摘がある中で、都道府県が実施するモデル事業など地域の取組みの成果に期待を示した。森医薬産業振興・医療情報審議官は、人口減少の中で医療の質を維持するのにDX推進は「不可欠」と指摘。電子カルテの普及と一体的に電子カルテ情報共有サービス、電子処方箋の利用率を上げていきたいとの期待を示した。

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