潮流
特定機能病院等検討会が「議論の整理」 大学病院本院の機能を2段階で評価
pp.24-25
発行日 2025年3月11日
Published Date 2025/3/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2957007
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特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(松田晋哉座長)は2月26日、「議論の整理」を了承した。特定機能病院としての大学病院本院について、承認要件に近い「基礎的基準」と各病院の自主的な取組み状況に応じた「発展的(上乗せ)基準」を組み合わせた2段階評価とする考えで合意した。どちらの評価でも、新たな地域医療構想や医師偏在対策を踏まえ、「基礎的基準」で医師派遣の機能を必須化するなど地域医療の観点を重要視している。 今回の「議論の整理」は特定機能病院が大学病院本院である場合の定性的な基準の考え方の合意にとどまる。定量的な基準を含む具体的な基準は、令和7年度に入ってからの検討会の議論で決まる見込みとなっている。厚労省は引き続き詳細な基準設定について関係者との調整を進める意向だ。
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