新春随想
人口減少・インフレ下の診療報酬改定は
林 修一郎
1
1厚生労働省保険局医療課長
pp.35
発行日 2025年1月11日
Published Date 2025/1/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2951015
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私が厚労省に入ったのは平成12年であったが、それ以前の診療報酬改定と、それ以後の診療報酬改定では傾向が大きく異なる。平成一ケタ年までの診療報酬改定は、ある程度の物価上昇を前提に、本体改定率もそれなりの幅でプラスとなることが通例であった。 しかし、平成10年頃を境に我が国の経済状況のトレンドが大きく変わり、平成14年、平成18年の本体マイナス改定に代表されるように、私が厚労省に入って以後の改定では、ゼロ近傍の改定率が続いている。
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