新春随想
天武・持統天皇の足跡をたどる
美原 盤
1
1全日本病院協会副会長
pp.39
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2950012
- 有料閲覧
- 文献概要
「春過ぎて 夏来るらし 白妙の 衣乾したり 天香具山」、持統天皇は藤原宮大極殿でこの歌を詠んだ。その季節は初夏であったが、今12月、自分がこの寒空の中、くっきりと耳成山、天香久山、畝傍山が均一に眺められるこの大極殿跡に立つと、なぜ持統天皇は天香久山を歌の主題として選んだのか、その訳をはっきりと理解することができる。
Copyright © 2025 Syakaihokennkennkyuujo All Rights Reserved.