連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第185回
医療施設の整備手法
石田 信之
1
,
金波 詩明
1
1アイテック株式会社国内事業部
キーワード:
建築の質
,
コスト最適化
Keyword:
建築の質
,
コスト最適化
pp.478-483
発行日 2010年6月1日
Published Date 2010/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101719
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■病院建築の成り立ち
日本の病院建築は,現在に至るまでに大きく2つのフェーズに分けることができる(図1).
はじめに,第2次世界大戦後の復興の中で急務であった医療施設の量的拡充が図られ,そして建築計画学の分野で急速に発達してきた米国の病院管理学と共に,日本の病院は効率的に近代的な治療する施設であるべく効率性を追求されるようになった.
次に,1985年「第1次医療法改正」が行われ,以降は患者サービスの向上という考え方による患者の獲得という目的のため,病院建築は“量”から“質・評価”へ移り変わってきている.
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