診療報酬改定 インタビュー
令和6年度診療報酬改定―医療は何より安全性を重視すべき 利便性・効率性に偏る判断は危険
長島 公之
1
1日本医師会常任理事
pp.6-11
発行日 2024年6月11日
Published Date 2024/6/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2930003
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中医協の診療側委員である日本医師会の長島公之常任理事に令和6年度診療報酬改定を振り返ってもらった。長島常任理事は、当初マイナス改定の主張があったなかで医療界全体の働きかけによりプラス改定に押し戻すことができたと主張した。効率化・適正化が求められた生活習慣病の管理等の評価の見直しでは、生活習慣病管理料Ⅱに外来管理加算が内包される形となり、外来管理加算の意義は失われていないことを強調した。今回の「平均在院日数の短縮」、「重症度、医療・看護必要度」の見直しは非常に厳しく、病院が基準を満たせなくなることによる医療現場への影響を詳細に把握することが必要とした。
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