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Keyword: ▶アレルギー疾患における皮疹は,①皮疹の形態,②分布,③時間経過,④皮膚以外の症状,の4つの軸で整理し,緊急性を判断する. , ▶膨疹や血管性浮腫を認めても,直ちに食物や薬剤によるアレルギーと判断せず,原因候補との時間的関係や再現性を確認する. , ▶蕁麻疹で生じる典型的な膨疹は24時間以内に消退するため,同じ場所の1つの皮疹が何時間続くかを確認する.皮疹が長時間持続する,紫斑や色素沈着を残す,疼痛・灼熱感や表皮変化を伴う場合には,鑑別疾患を念頭に置く. , ▶血管性浮腫が疑われる場合には,原因を分類する前に,本当に皮疹が血管性浮腫であるかを確認するとともに,気道への進展を直ちに評価する. , ▶血管性浮腫をみた際,膨疹や瘙痒の有無,発症までの時間,抗ヒスタミン薬への反応は,マスト細胞起因性か非マスト細胞起因性かを推定する手がかりとなる. , ▶膨疹を伴わない血管性浮腫,原因不明の腹痛,喉頭浮腫などを反復する場合には,家族歴の有無にかかわらず,遺伝性血管性浮腫を念頭に精査を行う. , ▶薬疹を疑った際には,定期処方薬だけでなく,頓用薬,市販薬,サプリメント,注射薬,造影剤,既に中止された薬剤も含めて薬歴を時系列に整理する. , ▶薬疹では,紅斑丘疹のなかに暗赤色・紫紅色の紅斑,標的状皮疹,水疱,びらん,紫斑,膿疱が混在していないかを確認する.皮膚の疼痛・灼熱感,粘膜症状,顔面浮腫,発熱,臓器障害は,重症薬疹を疑う重要な徴候である. , ▶SJS/TENでは,平坦で融合傾向のある非典型的標的病変や表皮の脆弱性がみられるため,皮疹を観察するだけでなく,触診して隆起やニコルスキー現象の有無を確認する. , ▶一見軽症にみえる皮疹でも短期間で進行することがあるため,写真も活用して経時的に評価し,重症化を疑う場合には早期に皮膚科専門医へ相談する. pp.1406-1413
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.10_006

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基本情報

電子版ISSN 印刷版ISSN 0910-1551 文光堂

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