特集 How to Follow-up―ハイリスク児フォローアップの必修知識2023
疾患別・領域別のフォローアップ
退院後の疾患や合併症のフォローアップ
アレルギー疾患への対応
那須 ゆかり
1
,
成田 雅美
1
NASU Yukari
1
,
NARITA Masami
1
1杏林大学医学部小児科学教室
pp.690-693
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000894
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
アレルギー疾患の有病率は近年増加傾向である。発症の原因は単一因子ではなく,遺伝的因子,環境因子などさまざまである。乳幼児期から小児期にかけて発症することが多く,フォローアップ中のハイリスク児の保護者から成長・発達以外でアレルギー疾患に関して相談されることもしばしば見受けられる。一方で,さまざまな合併症を伴うハイリスク児におけるアレルギー疾患の診断や治療介入が困難な場合がある。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.