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GLP-1受容体作動薬の適切な使用
小川 渉
1
1神戸大学大学院医学研究科橋渡し科学分野代謝疾患部門
キーワード:
GLP-1受容体作動薬の適切な使用
Keyword:
GLP-1受容体作動薬の適切な使用
pp.1282-1284
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.42.08_036
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はじめに
GLP-1受容体作動薬が肥満でない個人の減量目的で処方される,いわゆる「GLP-1ダイエット問題」が注目を集めている.現時点で肥満症の適応を取得したGLP-1受容体作動薬はセマグルチド(商品名ウゴービ®)とチルゼパチド(商品名ゼップバウンド®)の2剤であるが,いずれも添付文書上の用法・用量に加え,さまざまな条件を満たさなければ保険償還されない.本稿では,GLP-1受容体作動薬の適切な使用に関連する課題について整理し,考察する.

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