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Keyword: 関節リウマチの鑑別と診断 , ▶関節リウマチ(RA)は持続性の多発関節炎を主徴とし,適切な治療がなされないと破壊性関節炎にも至る全身性自己免疫疾患である. , ▶近年は早期診断,早期治療の重要性が示されており,診断に際しては発症早期の所見に焦点が置かれ,以前よりも早い段階で診断が可能になってきている. , ▶RA発症以前の状態に関しては,“RA at risk”, “pre-RA”, “preclinical RA”, “clinically suspect arthralgia”などの用語が用いられている. , ▶診断は臨床所見および血液検査,画像検査などをもとに,十分な鑑別とともに総合的になされる. , ▶2010年ACR/EULAR分類基準も診断基準ではないものの参考となる. , ▶分類基準は6週間以上続く,つまり持続性の小関節を含む多関節炎が重要であることを示している. , ▶画像検査では関節所見を客観的に確認できる関節超音波検査が有用である. , ▶血液検査では抗CCP抗体やRF検査,炎症反応(赤血球沈降速度やCRP)をはじめ,鑑別に必要な他の検査(抗核抗体や抗SS-A抗体など)も含めて諸検査に進む. , ▶持続性の小関節を侵す多関節炎疾患がRAの重要な鑑別疾患となる. , ▶他の膠原病および脊椎関節炎でも特に乾癬性関節炎に注意を要する. , ▶ウイルス感染に伴う関節炎およびリウマチ性多発筋痛症(PMR)があげられている. , ▶ウイルス感染では特にパルボウイルスB19による関節炎が知られている. , ▶PMRは高齢者に発症する炎症性疾患であり,高齢発症RAとの鑑別がしばしば臨床上の課題となる. , ▶近年は発症前の状態を特定し,発症を治療薬介入により防ぐという臨床研究が海外では複数行われている. pp.1154-1160
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.42.08_005

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電子版ISSN 印刷版ISSN 0910-1551 文光堂

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