特集 各施設の感染症対策
5.学校トイレの感染症対策
冨岡 千花子
1
,
河村 浩
1
,
中島 薫
1
,
井上 豊
2
,
木村 基治
3
,
川上 浩昭
4
,
團野 智史
5
,
冨田 栄一
5
,
李 若瑄
6
,
中西 真人
7
1学校のトイレ研究会/TOTO 株式会社
2学校のトイレ研究会/株式会社オカムラ
3学校のトイレ研究会/株式会社木村徳太郎商店
4学校のトイレ研究会/ロンシール工業株式会社
5学校のトイレ研究会/アイカ工業株式会社
6学校のトイレ研究会/ミッケル化学株式会社
7学校のトイレ研究会/ミッケル化学株式会社/一般社団法人感染予防協会
pp.34-40
発行日 2024年8月30日
Published Date 2024/8/30
DOI https://doi.org/10.34449/J0108.08.01_0034-0040
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以前より,幼児,児童ならびに生徒が毎日利用する「学校のトイレ」は,5K問題(臭い・汚い・暗い・怖い・壊れている)を抱え,衛生環境の改善が求められている.また,現在,全国に約3万校ある公立小中学校の施設は,築25年以上経過した建物の面積が全体の約8割を占め,上述の5K問題とともに老朽化の改善が大きな課題となっている1).さらに,集団生活を行う学校では,種々の感染症に対する予防と対策が求められていたが,新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)の拡大によって,改めて学校内全体の衛生管理の重要性が浮き彫りとなった2-4).
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