Land-Mark papers in Oncology~エポックメイカーとなった論文~
「治療」Efficacy of Pamidronate in Reducing Skeletal Complications in Patients with Breast Cancer and Lytic Bone Metastases
寺尾 まやこ
1
,
新倉 直樹
2
1東海大学医学部外科学系乳腺・内分泌外科講師
2東海大学医学部外科学系乳腺・内分泌外科教授
pp.58-58
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0096.06.02_0058-0058
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骨転移による骨破壊は腫瘍細胞が破骨細胞活性化因子(osteoclast-activating factors)を放出し,破骨細胞による骨吸収が促進され引き起こされる。骨修飾薬であるビスホスホネート製剤は破骨細胞による骨吸収を抑制し,骨転移による病的骨折や疼痛,高カルシウム血症などの骨関連事象(skeletal-related events:SRE)を減らすことが知られており,骨転移の治療を大きく変化させた。パミドロン酸は第二世代ビスホスホネートであり,今回パミドロネートが乳癌溶骨性骨転移のSREを減少させる効果について検証した本論文を紹介する。
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