State of the ART
ビッグデータの臨床応用
新倉 直樹
1
1東海大学医学部乳腺内分泌外科講師
pp.17-22
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0096.01.02_0017-0022
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
「ポイント」・ビッグデータとは「通常のデータベースの管理ツールなどで取り扱うことが困難な巨大データであり,構造化データおよび非構造化データを含む」と定義されているが,医療業界では現時点では構造済みの大規模データを含めてビッグデータとして扱われている。・ビッグデータ時代の到来とともに膨大なデータを扱える「データサイエンティスト」の需要が高まっている。・本邦において医療関連の情報量の多いビッグデータはレセプト(診療報酬明細)のデータ,DPC(diagnostic procedure combination:診断群分類)データ,NCD-乳癌登録がある。・ライフサイエンス領域の蓄積されていくデータはこれからもますます増え続けていくものと想定され,それらのデータを有用に活用し,人類の利益になる研究を行っていかなければならない。
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.