Institute:治療現場最前線
NPO法人ジャパンマック(J-MAC) みのわマック
伊藤 達雄
1
,
山本 晋一
2
1みのわマック管理者・サービス管理責任者
2NPO法人ジャパンマック副代表理事
pp.74-78
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.03.02_0074-0078
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NPO法人ジャパンマックは、東京都内でアルコール等依存症者の回復をサポートするリハビリテーション施設を運営している。デイケア施設として男性専用の「みのわマック」と女性専用の「ウィメンズアディクションサポートセンター オ'ハナ」を運営するほか、ナイトケアを行う入所施設を3軒運営している。また近年は、就職前に通う自立訓練施設や就労支援センター、家族支援や計画相談を行う相談支援事業所を開設するなど、支援の幅を広げてきた。その歴史は古く、みのわマックの開設は1978年に遡る。当時、アルコール依存症は治らないと考えられていたが、同施設でアルコホーリクス・アノニマス(alcoholics anonymous;AA)の12ステップを用いたグループセラピーを行うことで少しずつ回復者が出始め、日本各地にマックが開設されていった。マックの名は全国区となったが、自助グループであるAAとの違いや実際の施設運営などの詳細について知る人は多くないかもしれない。そこで今回は、みのわマック管理者・サービス管理責任者の伊藤達雄氏とNPO法人ジャパンマック副代表理事の山本晋一氏に、みのわマックの歴史やプログラム、すべてに通底するAAの精神についてお話を伺った。
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