目で見る胎児・新生児の病態 Visualized Fetal & Neonatal Disease
慢性ビリルビン脳症
楠田 聡
1
1杏林大学医学部小児科客員教授
pp.5-6
発行日 2020年3月31日
Published Date 2020/3/31
DOI https://doi.org/10.34449/J0055.12.01_0005-0006
- 有料閲覧
- 文献概要
近年,新生児集中治療室(NICU)での新生児医療の進歩は著しく,多くの早産児が救命可能となった。特にわが国の新生児医療水準は世界的に高く維持されている。しかし同時に,新たな課題も明らかとなった。その1つが早産児に認められる慢性ビリルビン脳症である。多くの早産児が救命されることで明らかになってきた病態ともいえる。近年,本疾患に関する多くの科学的な知見が蓄積されてきた。そこで,本疾患の病態,症状,診断法,予防法について,詳細に解説していただいた。
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.