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ディベロップメンタルケアをNICUの設計から考える
茨 聡
1
1鹿児島市立病院総合周産期母子医療センター新生児内科部長
pp.15-19
発行日 2020年1月20日
Published Date 2020/1/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0055.11.03_0015-0019
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2015年5月,新築移転により新しく生まれ変わった鹿児島市立病院(病床数574床)。新病院の建物は地上8階建てで,屋上に緊急搬送用ヘリコプターが離発着するヘリポートを備える。新生児集中治療室(NICU)をはじめとした総合周産期母子医療センターが整備・拡充された。新生児内科,産科,小児科,小児外科が統合され,出生前から小児期まで一貫した治療を行う成育医療センターとなった。新生児内科病棟はNICU36床,発育発達支援室(GCU)12床,新生児回復室32床の合計80床を有している。「病床数は旧病院と同じだが,病床面積は約1,700m²と旧病院の1.6倍となり広々とした空間に生まれ変わった」と茨聡先生は話す。今回はNICUの設計から考えられたディベロップメンタルケアについて鹿児島市立病院総合周産期母子医療センター新生児内科部長の茨先生にお話をうかがった。
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